『夜遅くの一本の電話』

🌙〜テレビが映らなくなった夜に感じた“つながり”〜

昨夜、リフォーム工事をさせていただいているお客様から

少し不安そうな声でお電話をいただきました。

「お隣の方がね、夕方からテレビが映らなくなったみたいなの…」

その言葉を聞いて、胸の奥がキュッとしました。

現場では外壁塗装のために足場を組んでいたので、

もしかして工事の影響かもしれない——。

そんな思いが頭をよぎりました。

ただ、足場を設置したのは数日前のこと。

「なぜ今になって？」という疑問もありましたが、

やっぱり現場を見てみないことには分かりません。

「では、明日の朝いちばんで確認に行きますね。」

そうお伝えして電話を切りました。

☀️現場で見えた安心のかたち

翌日、現地を確認してみると、

配線も敷地の中でしっかり整理されており、

足場にも異常は見られません。

それでも、お隣の方が困っておられる以上、

「何とかしてあげたい」という気持ちが自然と湧いてきました。

お隣の方は優しいご高齢の方で、

「どうぞ中を見てくださいね」と言ってくださり、

ありがたい気持ちで家にお邪魔しました。

お話を伺ううちに、岡山のケーブルテレビ“鬼ビジョン”を使われていることがわかりました。

「もしかして…」と思い、配線を一度抜いて再接続。

その瞬間——。

パッと画面が明るくなり、テレビが映り出したんです。

「わっ、映った！」

みんなの顔が一斉にほころびました。

お施主さまも、お隣の方も、そして私も。

あの瞬間の笑顔が、何よりうれしかったです。

🤝顔を合わせることの大切さ

今回のことで、あらためて感じたのは、

「電話ではなく、現場に足を運ぶこと」の大切さです。

原因が自分たちの工事ではなかったとしても、

心配されているお客様の気持ちに寄り添い、

一緒に解決まで付き添うこと。

それが“信頼”をつくるんだと、

改めて教えられました。

帰り際、お隣の方が

「すぐに来てくれてありがとうね」

と笑顔で見送ってくださいました。

その言葉が胸にじんわりと沁みました。

🏡お客様へ

家づくりやリフォームでは、

時に予期せぬことが起こるかもしれません。

でもその時こそ、

「すぐに動き、顔を合わせて話す」

そこに、安心や信頼が生まれるのだと思います。

今回の出来事を通して、

“現場に寄り添い、人に寄り添う”

この想いをこれからも大切にしていきます。

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